皮革あれこれ

皮・革のこと

人は有史以前から皮を利用してきました。
動物の皮はそのままにしておくと腐り、また、乾燥させると堅くなってしまいます。
そこで灰汁を使って毛を取り除き、草木の渋を使って皮を柔らかくすること(植物タンニン鞣し)を発見し、、皮を革として利用してきました。
そして、今から100年ほど前に薬品でなめす方法(クロム鞣し)が発見され、短い時間で鞣すことができ、大量生産に向くことから現在では市場の90%がこの革を占めるようになりました。
植物タンニン鞣しの革は生産に時間がかかり、また、多量のタンニン剤を必要とすることから現在は減少傾向にあります。
古美ることのできる革らしい革なので、私はこちらを是非、一度お使いいただきたいと思っています。


鞣しのこと

動物のは鞣されて初めてになります。皮を革にするものが鞣し剤で、それにはおおまかに以下の2通りがあります。

植物タンニン鞣し クローム鞣し
なめし剤 植物の樹皮、木部、葉、果実などから抽出した渋 基性クローム
断面の色 茶褐色 青みがかったグレー色
特徴 堅牢で伸縮性が少ない 柔軟で伸縮性がある
用途 鞄、ケース類、ベルトなど 靴の甲革、服飾など

製造工程

1,準備工程(コラーゲンの精製)
  水洗い、石灰漬け、脱毛、脱灰

2,なめし工程(皮から革へ)
  ここからが植物タンニンなめしとクロームなめしの違いです。
  漬け込みの時間がこれだけ違えば、植物タンニンなめし革が減るわけですよねぇ。 

植物タンニン鞣し クローム鞣し
植物タンニンを水に溶かした液に皮を漬け、数日から数十日漬け込む。厚くて堅牢な革を作るためにはタンニンの浸透に時間がかかる。 酸と食塩の混合液に数時間漬け、その後、塩基性クロームに数時間から十数時間漬ける。
3,仕上げ工程
  用途に応じて染色し、生油、乳化油で脂肪分を加える。乾燥後、仕上げ剤を塗って製品へ。
  

革の種類のこと

種類 特徴
成牛革 生後2年以上の牛を成牛という。厚くて丈夫
  • カウ・ハイド 生後約2年の牝。
  • ステア・ハイド 生後約6ヶ月以内にに去勢した牡。最も多い
  • ブル・ハイド 生後約3年以上の繁殖用の牡。大きくて荒い
中牛皮 キップ 生後6ヶ月から2年の牛。カーフよりやや厚いが細やか
小牛皮 カーフ 生後約6ヶ月以内の仔牛。薄手できめ細やか。高価
馬皮 繊維組織が柔らか。特に尻の部分は繊維が緻密で光沢のある
コードバンになる
羊皮 ヤンピー 柔らかく、きめ細やか
山羊皮 羊皮より皮紋が荒く丈夫
豚皮 摩擦に強く、丈夫で安価。



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